みんな、なんのために働いてどこに向かうの?
のほほ~んとした会社の元同僚がいる。
のほほ~んとしているから私より結婚も少し遅くて。
そんな彼女が出産したというので久しぶりに会うことになった。
のほほ~んとしているから当然1歳過ぎてからの職場復帰だと思っていたら、
「保育園がに入れないから、5カ月で復帰する」
と言っていた。
「1年間時短勤務で、その後はフルタイムにする」
とも言っていた。
なんだか世知辛いなぁ~。
と思った。
私自身は全然のほほ~んとしていないから、
誰が見ても「子育てより仕事が向いてるよね。。。」と言われるタイプ。
忍耐もないし、向上心の塊。
目に見える結果を追い求める。
だから育児は向いてないし、
2回子育てして2回とも育児ノイローゼになったし。苦笑
そんな私なんだけど、私の結論は、
『やっぱり子どもとの時間を大事にしたい』
だった。
私はそのために働いてる。
正社員からパートになったのもそれが理由。
核家族化する今の社会で専業主婦っていうのは本当に大変な仕事だと思う。
会社で働くほうがうんとラクだと思う。
情けない話だけど、私は専業主婦になったらきっと病んでしまう。
だからいかに疲労を子育てに持ち込まないよう仕事ができるか、を模索している。
「子育ては長く過ごせばいいってもんじゃない」とはいうけれど、
私はそうは思わない。
仕事で疲弊して、イライラを子どもに当ててしまうことがある。
仕事で子どもとの時間が少ないというのに!
冷静に考えたら、普通に仕事したらそれだけで疲れるよ。
時短勤務って言ったって、1日6時間働いたらやっぱり疲れる。
疲れて当然だと私は思う。
子育ては大変だと思う。
自分の思うようにいかないから。
「思うようにいかないのを楽しむ」なんていうけれど、
それは自分の心に余裕があるとき。
私だって心が落ち着いていればできる。
だけど、仕事でクタクタになって、晩ごはんやら保育園の準備やら片づけやらやることが山積みな上に子どもの相手をして、時間の制限もあって。。。
ムリ。
「他のおかあさんは通勤に1時間以上かけて、つくりおきとか完璧にして、フルタイムで働いているっていうのに私は。。。」
どうしてできないんだろう。
と悩んだ時期もあった。
でも、他人と比べるのはやめた。
そういうスゴイママと比べるのはやめた。
私にできないものは私にはできない。
だから、仕事時間を減らすことにした。
そんな私だから、
のほほ~んとして正に専業主婦が適職な彼女なのに勿体ないなぁと思う。
特に彼女を責める気持ちはない。
彼女はただ時代に乗っかっているだけ。
彼女をそう思わせてしまう今の日本の厳しさがなんだか悲しくなって。
のほほ~んとした癒し系の彼女だから
のほほ~んと縁側で日向ぼっことかしながら専業主婦したらなぁ~
と勝手ながら思った私。
日本の経済成長のために子どもを犠牲にしてない?
なんて言ったら怒られるだろうか。